IT業界に対する印象

IT業界は「きつい、給料が低い、帰れない、規則が厳しい、化粧が乗らない、結婚出来ない」の7Kとも言われます。
確かに、下請け体質であるので顧客至上主義であり、商品やサービスをより短期間でより高品質で、より低価格で提供出来る会社が選ばれるがゆえに価格競争が始まってしまうのですが、これはあまりよくない構造です。

短絡的に見れば企業は儲かるのですが、これはIT業界の衰退を招くものです。納期に追われて働く人達はただただ仕事が大変だという思いが募り、嫌気が差せば海外へ仕事を求めて出て行ってしまうかもしれません。海外ではエンジニアを始めIT技術者たちは日本より優遇されるので、能力があったり自分を試したいと考えるきっかけを日本で与えられ、海外へ人材流出することに繋がってしまうかもしれません。
慢性的な人材不足という問題を抱えるIT業界ですから、人材流出は大きな痛手です。

さらに、マイナスイメージばかり先行してしまうと、この前を担う若者にまでそれが伝わってしまい優秀な人材が集まらなくなってしまいます。そうなってささやかれるようになったのが、冒頭で述べた7Kです。さらにほかにもあるようですが、代表的なものをあげました。
もちろん全部が全部当てはまるわけではないですが(給料はむしろ平均より高い)、何も知らない人たちから見るとこんなイメージということで、かなり危険なことだと思います。IT技術の発展が日本の発展になるのは明白なので、これからは私達も考え方を改めていくべきではないでしょうか。