過酷な労働環境において企業の今後のありかた

IT業界の労働環境は、良いものとは言えない・・というイメージが強いと思います。
企業によってはそうじゃない所もあるんでしょうが、調べれば調べるほど過酷な労働環境なんだろうな…ということがわかります。
なんとIT業界では二重派遣は当たり前でさらに長時間労働な上に、技術者の使い捨てなど、悲惨な環境のようです。そして1年以内に大量に辞めていき、、また補うために大量に採用するという、まさに負のスパイラルなんだそうです。中小企業だけでなく、大手企業でもこの状況は例外ではなく、労働時間が長くなってしまい、毎日の帰宅時間が0時を超えることや、泊まり込み、1日15時間以上の労働は普通にある状況らしいのです。

しかしその労働環境のせいで、最悪の事態を招いているところも少なくはなく、「過労死」や「うつ病」などにつながり、それらの対応に苦労したり、訴訟を起こされることも多くなっています。それに、労働環境が悪いことは周知の事実となり、IT企業の人材確保は困難極まりない状況に陥っています。エンジニアなどの技術者の獲得ばかりに目が向いてしまい、面接などでも、技術やスキルばかりを重視し、個人そのものを見ないということも無きにしも非ずです。仕事や、業務にストレスを感じることは他の職種でも多少はあっても、IT業界の労働環境は酷すぎるのではないかと思われてなりません。

このようなことを、先日友人に話していると(その友人はIT業界にいる人)、「人にもよるんじゃない?」とあっけなく言われました。やはり労働環境は人の価値観、もしくは企業の体制によるものなのでしょうか。

ただ、ひとつ間違いないことは、社会の発展や、進歩の最先端にいる職業ですから、やりがいのある仕事には間違いありませんし、なくてはならない仕事だからこそ、労働環境の改善や、スキルの向上のために企業のあり方を考えて欲しいですね。